認知症予防・早期発見のために
認知機能測定ツール「コグヘルス」

CogHealthは、パソコンを使って計測できる、認知機能の測定ツールです。ゲーム様のタスク(作業課題)で、単純反応速度、短期記憶、中間期記憶、集中力など、認知症になると早期に低下する傾向の強い認知機能を、チェックします。
(1)何のために?
CogHeathで認知機能を測定することで、認知症の前段階である「軽度認知障害」を含む認知機能低下を精緻に捉えることができます。従来の認知機能検査よりも、早期に、定量的に捉えられ、また経時的変化を捉えやすいことが特徴です。

従ってCogHealthは、軽度認知障害者のスクリーニング及び経過観察に最適なツールです。
また、認知機能の低下を疑われる他の疾患の患者に対して、認知症予防目的で使うことも、有益です。一方で、認知症が進行した方(MMSE10点台)の測定は、困難です。
(2)商品概要
CogHealthをご利用いただくためには、ユーザー登録後、
①PC(WindowsまたはMac)にCogHealthソフトウェアをインストールし、
②検査後、PCに蓄積された測定データをサーバにアップロードすることが必要です。
サーバ側では、アップされたデータを自動解析し、瞬時にレポートをお返しします。
(3)検査方法
CogHealth検査は、トランプカードを使った5種類のタスク(作業課題)によって構成されています。全タスクを完了するまでに、15-20分を要します。正確な測定のためには、一度全タスクを「練習」モードで実施する必要があり、その時間も含めれば約20-30分が必要です。
各タスクのルールは、PC画面に表示され、被検者はそれを見ながらタスクを実行します。ただし、正確な測定を行うために、検査方法を被検者に口頭で説明し、検査が適切に実施されていることを確認することをお勧めしています。また、医療保険の適用を受けるためには、医師か、看護師か、または臨床心理技術者が、この検査に立ち合う必要があります。
(4)検査タスク
CogHealthは、以下のタスク1からタスク5までの5種類の検査を含んでいます。タスク6は、タスク1と同じものの繰り返しです。

各々のタスクについて、被検者は30回以上回答をします。その結果、反応速度(1/1000秒単位)、正確さ、そして反応速度の一貫性が、自動計算され、同年代健常者の平均値と比較した上で、スコア化されます。

(5)検査レポート
CogHealthの測定データは、PCの中に蓄積されます。それをインターネット経由でサーバにアップロードすれば、サーバが自動的に検査結果を解析し、レポートを生成してお返しします。

(6)検査レポートの解釈
被検者のスコアは、オーストラリアで蓄積された、約20,000症例のデータに基づき、以下のように標準化されています。
l 同年代の健常者の平均値が100となるように
l 標準偏差(1σ)が10となるように
図の中の「標準範囲」は、±1.3σをカバーしています。なお、ピーターセンの軽度認知障害(MCI)の定義によれば、平均値から-1.5σを下回るスコアが、MCI判定の一つの基準とされています。
ただし、一回のCogHealth検査のみで、確定的な判断をすることは、できません。例えば以下のような、様々な要因により、CogHealthのスコアは低下します。

特に検査方法に失敗がないにも関わらず、低いスコアが出た場合は、専門医による診察を受けてその原因を見つけることが必要です。またそれに加えて、約3-4か月後に再検査をすることをお勧めします。CogHealthは3か月間の経時的な変化がスコアに顕れうる、精度の高い測定データを生成します。
(7)検査レポートの解釈
CogHealthは、メルボルン大学の神経心理学の研究者グループによって、開発されました。その知的財産権は、現在CogState Ltd.が保有しています。
 (開発者のDr. David Darbyと、弊社代表の藤原)
開発の背景には、オーストラリア政府の助成の下に行われた臨床研究プログラム(Melbourne Study)があります。その概要は、下記の通りです。
※ 600名以上の応募者から254名の参加者を選定
※1996年に開始、1年に2回の検査を5年間実施
※50歳から69歳の健常者、平均年齢は63.1+8.9
※2年後に記憶力低下グループと健常グループに分類
※二つのグループ間の違いを解析
※二つのグループ間で最も顕著な検査タスク確認
※高感度で高精度、繰り返し検査可能な方法の開発
その結果、軽度認知障害(または、認知機能の持続的低下)を検知するために最も効果的な5つのタスクが選ばれ、そのための標準化された検査方法が開発されたものです。
CogHealthの有用性は、100報を超える学術論文によって、実証されています。特に重要な論文は、以下の通りです。
●Subtle memory decline over 12 months in mild cognitive impairment.
P. Maruff, A. Collie, D. Darby, J. Weaver-Cargin, C. Masters, J. Currie
Dementia and Geriatric Cognitive Disorders, 2004; 18, 3-4; 342-348.
●Mild cognitive impairment can be detected by multiple assessments in a single day.
D. Darby, P. Maruff, A. Collie
Research and Practice in Alzheimer’s Disease Vol. 8, 2003; 15-20.
●Mild Cognitive impairment can be detected by multiple assessments in a single day.
D. Darby, P. Maruff, A. Collie, M. McStephen
Neurology, 2002; 59, 1042-1046.
●The effects of practice on the cognitive test performance of neurologically normal individuals assessed at brief test-retest intervals.
A. Collie, P. Maruff, D. Darby, M. McStephen
Journal of the International Neuropsychological Society, 2003; 9(3), 419-428.
●Validity of the CogState computerized cognitive test battery: Sensitivity to mild traumatic brain injury, mild cognitive impairment, schizophrenia and AIDS dementia complex.
P. Maruff
The Clinical Neuropsychologist (in press)
●Brief computerized cognitive screening predicts neurological impairment in individuals presenting at a memory clinic.
Woodward, et al.
International Journal of Psychogeriatrics (in press)
●Selectively impaired associative learning in older people with cognitive decline.
A. Collie, C. Myers, G. Schnirman, S. Wood, P. Maruff
Journal of Cognitive Neurosciences, 2002; 14-3, 1-9.
●Memory decline in healthy older people: implications for identifying mild cognitive impairment.
A. Collie, P. Maruff, R. Shafiq-Antonacci, M. Smith, M. Hallup, P.R. Schofield, C.L. Masters, J. Currie
Neurology, 2001; 56, 1533-1538.
●CogHealthによるMild Cognitive Impairment状態の検出(第一報)
長 愛、杉村美佳、中野正剛、山下展生、児玉千稲、朝田隆、山田達夫
老年精神医学雑誌、17, 210 – 217 (2006)
●認知機能に性差はあるか ―最新のコグヘルス(CogHealth)法による検討―
田中冨貴子、山田達夫
性差と医療、3, 1151 – 1155 (2006)
●CogHealthの信頼性、妥当性、外挿可能性に関する検討
緒方真一、山田達夫、本橋伸高、山縣然太郎、天野恵子、篠遠仁、吉井文均、
石井敏仁、田中司朗
認知神経科学、10, 119 – 129 (2008)
(8)導入実績
CogHealthは、以下の機関によって利用されています。
1) 医療機関
福岡大学病院 神経内科
筑波大学附属病院 精神・神経科
東京慈恵会医科大学附属病院 リハビリテーション科
慶應義塾大学病院 脳神経外科
藤沢総合健診センター(神奈川県藤沢市)
高輪メディカルクリニック(健康寿命ドック)(東京都港区)
四谷メディカルキューブ(東京都千代田区)
遠藤クリニック(福島県いわき市)
特定非営利活動法人 健康福祉研究会(東京都新宿区)
医療法人三精会 汐入メンタルクリニック(神奈川県横須賀市)
健康増進クリニック(東京都千代田区)
医療法人天神会 新古賀病院 (福岡県久留米市)
ふるさと診療所 (山梨県甲斐市)
2) 自治体 (過去の利用実績)
• 千葉県衛生研究所
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• 茨城県利根町保健センター
• 山梨県笛吹・山中湖での長寿健診
• 富山県国際健康プラザ
3) 事業会社
株式会社アンチエイジングサイエンス (食品などの抗加齢効果の実証研究に)
また海外では、ファイザー、メルク、アストラゼネカ、グラクソスミスクラインなどの大手製薬会社が、中枢神経系医薬品の開発および臨床試験のために、CogHealth関連技術を使っています。
(9)システム構成
CogHealthは、皆様のPCにインストールする検査用プログラムと、それが交信する弊社側のサーバーによって、構成されています。

検査用プログラムをインストールするPCは、通常のPCで結構です。ただし、以下の仕様を満たしている必要があります。
l CPU: インテルPentium 133MHz以上
l OS: Microsoft Windows 2000/XP, NT 4.0以降, またはWindows Vista (Apple社のMacをお使いの方にも、ご対応しております。ご連絡ください。)
l RAM: 64MB
l ハードディスク上の空きスペース: 4MB以上
l 音声カード/スピーカー
l インターネット接続(※検査自体はインターネット接続が用意されていないPCでも実施可能)
l ヘッドホン(必須ではありません)
なお、ご高齢者や手に障害のある方の場合、パソコンのキーを叩くことが困難かもしれません。その場合には、市販のタッチバッドをお勧めしています。ボタンが2個しかないタッチパッドを使えば、スムーズにCogHealth検査を行えるかもしれません。(USB接続のタッチバッドをお選び下さい)
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お問い合わせ
株式会社ヘルス・ソリューション
〒108-0072
東京都港区白金5-12-27 アトリウム白金105
電話 03-5795-1596
FAX 03-5795-1597
E-Mail: info@health-solution.co.jp
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