

2. 大手病院長が悩み苦しんだ「美人局(つつもたせ)トラブル」
この事案は、友人から紹介された女性と浮気をしたために、1億もの大金を請求された某有名病院のB院長からの相談です。金銭を得るために、当初からB院長をターゲットに計画されていたケースです。美人局は、医師、資産家、経営者、スポーツ選手など資産と立場や知名度のある方がターゲットにされるので、特に注意が必要です。
B院長は、都内にある某有名大病院の院長です。ある日、半年ほど付き合いのある友人に飲みに誘われ、友人が贔屓にしているというクラブに繰り出したのでした。席に着くと、とても綺麗なB院長好みの女性が隣に座り、接客してくれました。その女性は大学に通うために上京し、昼間は大学、夜はこの店で働き学費を稼いでいるとの事。容姿が好みであったことに加え、将来の目標に向かって真面目に勉強しているという話に好感を持ち、後日食事に行こうと約束をしたのでした。
とある日曜日にB院長はその女性と会い、食事に行き、映画を見て、そしてホテルへと行きました。B院長が望んだとおり、その日のうちに男女の関係となり、日頃のストレスもあってこの時の院長はとても幸せな気分だったといいます。それが一転したのは、わずか数日後のことでした。
一緒に飲みに行った友人から、少々深刻な様子で電話がかかりました。彼によると、クラブのママから連絡があり、その女性が無理やりホテルに連れ込まれ、強姦されたと訴えているとの事。そして警察に被害届を出すというのを、この友人がなんとか思い止まる様に説得しているという。強姦など全く身に覚えの無い院長でしたが、その友人が「何とかするから、俺に任せてくれ!」という言葉に安堵を覚え、感謝の言葉と共に全てを任せると伝えました。
後日その友人に会うと、その女性は弁護士に相談し刑事告訴の準備をしているとの事。示談を持ちかけたが全く応じる気配は無く、現在のところ打つ手が無いという。告訴をされれば、家族や病院、ましてやマスコミにでも知られた日には・・・・と悲観にくれ、「金は幾らでも用意するから、何とかしてくれ!」と友人に懇願しました。
女性とコンタクトした友人から連絡が入り、示談に応じるとすれば、その金額は1億円。それが嫌なら、告訴するとの事。余りの金額の多さに愕然とし、しかしその対応策も思いつかなかったB院長からADR総研に相談があったのです。
調査の結果、その友人は暴力団と関係があり、過去にも似たような事件を起こしているような人物。また、強姦を主張する女性も大学生とは全くの嘘で、暴力団関係者の情婦。その調査結果を踏まえて、ADR総研のリスクコンサルタントが当事者と直接交渉し、逆に脅迫罪で告訴すると主張し全面的に相手に引かせることに成功したのです。B院長は、お金もさることながら、誰にも知られずにトラブルを解消できたことに胸を撫で下ろしているとの事です。
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