海外トピックスカテゴリ一覧

【インド】先端機器の導入による陽子線治療

カテゴリ:医療NEWS, 海外トピックス, 癌治療 タグ: , , , ,  投稿日:2013年02月25日

インドの大手医療グループであるアポロホスピタルズが陽子線治療センターを設立することを先月下旬に発表した。設立費用はおよそ40億ルピー(約23億円)である。このような施設は東南アジア圏では第一号であり、次世代の癌治療を普及させるためのきっかけ作りともなると期待されている。医療機器、メンテナンス等を含めたその他サービスはベルギーに本社を置くIon Beam Applications(IBA)によって提供される。IBAは検査室の整備に加え、線量測定器なども提供することにより患者が早めに安全な治療を受けられるよう積極的に協力している。同センターは2016年にサービスを開始する予定だ。また施設の大部分をR&D(研究開発)に充て、他国の研究所と連携を図り、先進医療を誰もが享受できるようにイノベーションを推し進める。グループ会長のレディ博士は最先端の医療技術によって癌治療の新たなスタンダードをアジア圏中心に築き上げるということをBioSpectrum紙(インド)に述べている。陽子線治療の最大のメリットの一つとして副作用が少ないということが挙げられる。また良性細胞を傷つけずに悪性腫瘍を的確に捉えることができる。そのため眼や脳幹、脊髄など摘出が難しい箇所に効果的であると考えられている。インドでは現在300万人ほどの癌患者がいると見られており、毎年100万人程の新たなケースが報告されている。多くの場合癌が進行してから発見されるため、痛みを伴わない治療法に対する需要は高い。(Medister Taro 2013年2月22日)

ライフライン21がんの先進医療 1(2011 Mar.)―がん患者と家族に希望の光を与える情報誌 特集:重粒子線治療/陽子線治療
ライフライン21がんの先進医療 1(2011 Mar.)―がん患者と家族に希望の光を与える情報誌 特集:重粒子線治療/陽子線治療

Amazonで詳しく見る

【インド】骨腫瘍の手術

カテゴリ:医療NEWS, 海外トピックス, 癌治療 タグ: , , , ,  投稿日:2013年02月22日

Times Of India紙の報道によると、インドの首都、ニューデリーにて2012年11月、ある癌患者に対して画期的な治療が行われた。骨髄腫を発症した38歳の男性だが、2011年10月に初めて骨髄腫があることを知り、それから半年は化学療法のみに頼っていた。効果が見られないと判断され、周りの医師からは余命4~6週間と言われていたが、この患者は後に都内の私立病院で骨髄移植(BMT)を受け、結果手術は無事成功し、見事にその予想を覆す形となった。

彼の体からは複数の箇所において悪性腫瘍が発見され、薬物治療から外科手術に移行した際も治る可能性は非常に低いという声があったが、この大変難易度の高い手術が成功したことにより、同様の病気に悩む多くの癌患者に希望を与えたのだ。

この手術が行われたマックス病院の担当外科医、Dr. Naithaniによると今回のBMT手術は二回の移植を連続で行ったため、正確性に加えてスピード力が問われたという。また同時に、悪性腫瘍を取り除くために抗癌剤を用いる化学療法を必要としたため、非常に複雑なプロセスであったことがわかる。化学療法には当然副作用が伴うため、投与量にも気をつけなければいけない。また骨髄移植に必要な幹細胞であるが、これにも大変高度な技術が用いられた。例えば1回目の移植の際に2回目で使うための良性の幹細胞を採取し、サブゼロ温度で機能を保つ必要があった(凍結保存)。

かつて骨髄腫は「3年生存」を目標とするほど予後の悪い病気だったが、化学療法により「15年生存」も可能になっているという。インドにおいても治療法の発展が進んでいるのだろう。(Medister Taro 2012年2月23日)

骨腫瘍の病理
骨腫瘍の病理 石田剛

Amazonで詳しく見る



Copyright 2008 GH Japan Inc., All rights reserved.