横河電機 「Total Insight」コンセプトのもと電磁流量計「ADMAG Total Insight」シリーズを開発

カテゴリ:ビジネスワイヤ  投稿日:2017年04月27日

~製品ライフサイクル全般にわたって運用コスト低減に貢献~

東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:西島 剛志)は、「Total Insight(トータル インサイト)」コンセプトのもと、電磁流量計の新シリーズとして「ADMAG Total Insight(アドマグ・トータル・インサイト)」シリーズを開発、5月15日に発売しますのでお知らせします。
「ADMAG Total Insight」シリーズは、口径400mm以下の「ADMAG AXF(アドマグ・エーエックスエフ)」を刷新した口径500mm以下の「ADMAG AXG(アドマグ・エーエックスジー)」と、従来の対応口径500mm~1800mmを25mm~1800mmに拡大した「ADMAG AXW(アドマグ・エーエックスダブリュ)」の2つのラインアップで構成されます。



「Total Insight」は、製品のライフサイクル全般にわたりお客様の運用コスト低減に貢献する当社流量計のコンセプトです。当社は本コンセプトのもと、幅広くお客様のニーズに応え、電磁流量計分野においてより一層のシェア拡大を目指します。

開発の背景

電磁流量計は工業計測の中で重要とされる流量計測のなかでも汎用性や適用口径バリエーションの広さ、対応用途の広さに優れ、幅広く使用されています。当社は高精度、高耐食性を要求される用途を中心に400mm以下の口径において、世界初となる二周波励磁方式を実現し、耐流体ノイズ性などで高い基本性能を持つ「ADMAG AXF」を提供してきました。また、水や水をベースとした流体を中心とした汎用的で500mm以上の口径の用途に「ADMAG AXW」を提供してきました。
今回、「Total Insight」コンセプトのもと、ライフサイクルのフェーズごとに必要な機能やアプリケーションごとに求められる性能を見直し、導入コスト最適化、保守コストの削減、機器の最大活用などが可能となるようこれまでの機種構成の見直しと機能の追加を行い、「ADMAG Total Insight」シリーズを開発しました。

製品の特長

新シリーズでは、高精度、高耐食性が求められる用途に「ADMAG AXG」、水や水をベースとした流体を中心とした汎用用途に「ADMAG AXW」 をラインアップしています。接液ライニング材質は「ADMAG AXG」では従来機種の「ADMAG AXF」と同様、信頼性に定評のあるセラミックスやフッ素樹脂PFAを選択可能で、「ADMAG AXW」では対応口径の種類を増やしたことにより25mm~400mmの口径でも、フッ素樹脂PTFEや天然硬質ゴムなどが選択可能です。お客様はご自身のプロセスに応じた材質・精度の製品を選ぶことで、初期導入費用を抑制することができます。また、新搭載の機能により、製品・プラントライフサイクル全般にわたる運用コスト低減を実現します。

 

【製品ラインアップ】

名称   アプリケーション   対応口径   接液ライニングの材質   指示値に対する
測定精度
ADMAG AXG 化学薬品、スラリー、食品・飲料

2.5mm~500mm

フッ素樹脂PFA、セラミックス ±0.15%
(高精度型)
ADMAG AXW   水、水ベースの流体   25mm~1800mm  

フッ素樹脂PTFE、ポリウレタンゴム、

天然硬質ゴム、天然軟質ゴム

  ±0.35%
 

1.導入時のソリューション~適切な機器の選択

用途別に一般用、サニタリー用(食品・薬品用)、水中用(一時的な水没用)、危険場所用の防爆用※1などがあり、それぞれ口径、ライニング材質、信号入出力の点数、精度によって、非常に多様な製品選択肢をご提供します。仕様の選定ツール※2を利用することで簡単に最適な機器の選定が可能になります。パラメータは、指定の値を設定して出荷することができ、また現場で変換器の表示画面から対話形式で、簡単に設定変更することもできます。

※1:2017年12月 発売予定
※2:2017年10月 公開予定

2.運用時のソリューション~機器状態の効率的な管理

流量計の状態を示す多彩なアラームの機能を持っており、それぞれのアラームにおいて、警告や警報として取り扱うかどうかを個別に設定することが可能です。また、アラーム発生時の出力信号の動作も、パルス信号、アナログ信号それぞれで個別に設定することができ、機器の効率的な管理を実現します。さらに今回新たに搭載したデータロギング機能により、4種類の異なる種類の出力信号を同時に記録することができます。オプションのmicroSDカードを使用することにより記録したデータを取り出すことが可能になり、不具合発生時の解析作業効率が向上します。

3. 導入後のソリューション~予防保全への貢献と柔軟な機能拡張

運転中でも機器の健全性を総合的に診断することができる「健全性診断機能」を搭載しており、機器は自ら磁気回路、励磁回路、演算回路、アラーム履歴などのチェックを行います。これにより、従来の時間ベースの定期的メンテナンスから、機器の状態に応じた適切なタイミングでの保守が可能となり、保守コスト削減につながります。併せて、プロセスの異常を検出する「アプリケーション診断機能」も搭載しました。流体の気泡混入や流体の導電率低下などの異常を検知した場合には、アラーム発報の接点信号を出力させることを可能にしました。信号が安定しない場合には、パラメータの設定による細かな調整が可能です。

【 主な市場 】
石油・ガス、化学、紙パルプ、食品・飲料、鉱業などの各種産業

【 用途 】
導電性液体の流量測定

【 製品に関する詳細情報 】
「ADMAG Total Insight」シリーズ www.admagti.com


Contacts

●本プレスリリースに関するお問い合わせ先:
横河電機株式会社
コミュニケーション統括センター 広報室
Yokogawa-pr@cs.jp.yokogawa.com

新たな研究手法開発によりがん抑制microRNA-34aの標的遺伝子を同定

カテゴリ:医療NEWS, 癌治療 タグ: , ,  投稿日:2017年04月27日

東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科システム発生・再生医学分野の淺原弘嗣教授、伊藤義晃プロジェクト助教の研究グループは、国立成育医療研究センター、名古屋市立大学、インペリアル・カレッジ・ロンドン、カリフォルニア工科大学及びベックマン研究所との共同研究で、がんなど様々な疾患において重要な働きを担うmicroRNAの標的遺伝子を同定する新たな方法を開発し、がん抑制microRNA-34aの新たな標的遺伝子として、乳がんの増悪化に関わるGFRA3を同定した。

microRNAは、標的となるmRNAの主に3’UTRに結合してその遺伝子を抑制する働きを持つ、タンパク質をコードしない小さなRNAで、がんを始めとした様々な疾患において重要な役割を持つことが知られている。本研究では、mRNAの5’UTR、コーディング領域、3’UTRを含む全長遺伝子配列をレポーターとして用いて、タンパク質レベルでの発現変化を測定できるルシフェラーゼアッセイをベースにした、短期間でかつ効率的にmicroRNAの標的遺伝子を同定する手法を開発する事に成功した。この手法を用いて、がんを抑制する機能を持っていることが分かっているものの、その詳細な機能は未知の部分が多かったmicroRNA-34a(miR-34a)の標的遺伝子の同定を試みた。

本研究グループが開発したmicroRNAの標的遺伝子を同定する新しい手法(レポーターライブラリーシステム)を用いて、がん抑制microRNAであるmiR-34aの標的遺伝子の探索を行った。その結果、既に報告されている標的遺伝子に加え、新規な標的遺伝子として、GFRA3、FAM76A、REM2およびCARKLを同定した。また、microRNAは主に標的遺伝子の3’UTRを介して制御すると言われているが、GFRA3はタンパク質をコードしているコーディング領域(CDS)を介して直接制御されていることが明らかになった。

このGFRA3をMDA-MB-231という乳がん細胞においてノックダウンすると、MDA-MB-231細胞の増殖が抑制された。またGFRA3の発現が高い乳がんを持つ患者は、GFRA3の発現が低い乳がんを持つ患者に比べて生存率が低いことが分かった。これらの結果から、GFRA3は乳がん増悪化に関わる重要な遺伝子であることが明らかとなった。

本研究において作製したレポーターライブラリーシステムにより、がん抑制microRNAであるmiR-34aの標的遺伝子を探索した結果、新しい標的遺伝子の同定に成功したことから、今後も本手法を用いたmicroRNAの標的遺伝子の同定により、がんやその他の疾患の病態解明に寄与することが期待される。

(Medister 2017年4月24日 中立元樹)

<参考資料>
国立研究開発法人日本医療研究開発機構 「新たな研究手法開発によりがん抑制microRNA-34aの標的遺伝子を同定」―microRNA-34aによる乳がん抑制機能に重要な標的遺伝子を同定―



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