【ベトナム】医薬品メーカーと外資の状況
2009年末の統計によると、ベトナムには、製薬メーカーが171の企業(会社)がある。その中の93企業が新薬、78企業が伝統薬を生産している。また、医療生物学的製剤ワクチンを製造する6企業がある。特に、国際基準(GMP – WHO)を取得している企業は53社。アジア基準(GMP – ASEAN)を取得している企業が24社である。国内生産額は低いが、今後3年間の薬剤の増加、国内生産には期待が持たれた。
2010年にベトナムで生産と輸入された医薬品の統計
年 |
使用される医薬品の総額 |
国内生産額 |
輸入額 |
平均額/人/年 |
2005 |
817.396 |
395.157 |
650.180 |
9.85 |
2006 |
956.353 |
475.403 |
710.000 |
11.23 |
2007 |
1.136.353 |
600.630 |
810.711 |
13.39 |
2008 |
1.425.657 |
715.435 |
923.288 |
16.45 |
2009 |
1.696.135 |
831.205 |
1.170.828 |
19.77 |
2010 |
1.913.661 |
919.039 |
1.252.572 |
22.25 |
ただし、国産の生産量は70%を占めているが、殆んど安い価格の物だったので、収益の減少につながった。専門薬、特別な治療薬は、主に海外から輸入され、価格は非常に高い。国家医薬品総局の計画では、2010年に国内で生産する医薬品の価値は60%に達し、2015年には80%に増加する見込みだ。
2011年、ベトナムは2010年に比べて21.9%の増加で、15.27億ドル医薬品を輸入し、輸出は 4.45億ドルに達していた。2012年現在、国内生産の医薬品は国内需要の約50%を占めた。
外国から投資企業:
- Sanofi Aventis – France
- Novartis – Switzerland
- United Pharma – Philippin
- Ranbaxy – India
- Sing poong Daewoo – Korea
- Korea United Pharm – Korea
- OPV – USA
- Ampharco – USA
- Stada – Germany
- Boston Pharma – USA
以上のように、日本からの投資は目立っていない。(Medister Pham Thanh Hiep 2013年3月7日)
医薬品メーカー 勝ち残りの競争戦略 | |
伊藤 邦雄 |