がんとストレス、食事との関係
がんを発症するには、ストレスや食事が関係すると言われています。
いったいどのように関係しているのでしょうか?
≪がんとストレス≫
ストレスは体の免疫力を低下させ、がんのリスクを高めると言われています。
人間がストレスを感じると、体の中では活性酸素が発生します。
この発生酸素は細胞を傷つけてしまい、細胞を変化させます。
さらにそのストレスを受け続けると、その傷ついた細胞はやがてがん細胞へと変わってしまいます。
正常な状態でも細胞が変化してしまうことはよくありますが、それでも体には免疫力がありますので、そのような細胞は除かれてがん発病までには至りません。
しかし、強いストレスが続くことで免疫力が低下し、がんになってしまうのです。
≪がんと食事≫
毎日摂っている食事も、がんの要因になるものはたくさんあります。
良く言われるのがインスタント食品、赤身肉、塩分、コゲなどです。
しかし、たまにこのような食事をしたからといって、すぐにがんになるわけではありません。
長年バランスの崩れた食事を続けていると、がんのリスクが高まってしまいます。
例えばインスタント食品の場合、それに含まれている化学物質が体によくないとされていますが、量が少なければ体外へ排出されてしまうので、問題はありません。
しかし、ずっとインスタント食品ばかりを摂り続けてしまうことで、排出が間に合わなくなって化学物質が体内に蓄積されるようになります。
そうすることで、だんだんとガンのリスクが高まると言われています。
≪食事とストレスも密接な関係がある≫
ストレスを溜めず食事もバランスよく摂ることが一番ですが、実は食事のバランスが崩れてしまうとストレスにも弱くなってしまうと言われています。
カルシウムが不足してしまうとストレスに弱くなってしまいますし、ストレスが増えるとビタミンCを消耗してしまいます。
ストレスか食事かそのどちらかが悪いというのではなく、食事に気を付けながらストレスに強い体を作るのが、がん予防としては大事なのではないでしょうか。(Medister 2013年8月16日)
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