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キンクロハジロから鳥インフルエンザウィルス

厚生労働省は全国の都道府県に対し、福島県のキンクロハジロから見つかった鳥インフルエンザウィルスが、人体に対して高い病原性を示すH5N1亜型であることを通知し、人間への感染を防止するために適切な処置を取るように注意を喚起した。

H5N1亜型ウィルスは、1990年代に中国のガチョウから見つかり、我が国では感染例はないものの、野鳥などから過去にもこのウィルスが検出された例が報告されている。このウィルスは今後、鳥類に幅広く感染を拡大することが予想されるため、野鳥や家禽にはむやみに接近しない、アヒルやニワトリ等の家禽に触った場合は、よく手を洗浄するなどの指導を、医療機関などにおいても徹底することが必要であろう。(中立元樹)

リンク

1. 厚生労働省HP

2. 野生のキンクロハジロにおけるH5N1亜型高病原性鳥インフルエンザウィルスについて