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コティが美容業界における世界的リーダーの地位を強化するために新しい組織構造と今後の幹部チームを発表

P&Gの香水、カラー化粧品、サロン・プロフェッショナル&ヘアカラー、スタイリング・ビジネスの合併完了が条件

ニューヨーク–(BUSINESS WIRE)–(ビジネスワイヤ) —
コティ(NYSE:COTY)は本日、当社の新しい組織構造と今後の幹部チームについて発表しました。いずれもプロクター・アンド・ギャンブル・カンパニー(NYSE:PG)の高級香水、カラー化粧品、サロン・プロフェッショナル&ヘアカラー、スタイリング・ビジネス(P&G専門美容部門)の合併が完了することを条件に発効します。この変化により、美容業界でのコティの世界的リーダーとしての地位をさらに高めるために、当社が理想的な地位を得られることが期待されます。

バート・ベヒト会長兼暫定最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「新しいコティには、複雑な世界的消費者事業を運営し、将来の成功の前提条件であるイノベーション、独創性、成長を押し上げる手腕を持つ、きわめて熟練したさまざまな能力を持つ幹部チームが結集します。カテゴリーに特化した消費者中心の新構造と、世界クラスのブランドポートフォリオを背景にしたこの経験豊かなチーム全員が、コティを美容業界を力強く率いつつ、業界に挑む世界的企業にし、将来にわたり収益力のある成長と株主価値を高める上で、重要な役割を果たしてくれると期待しています。」

コティの新しい組織構造は、消費者が商品を購入する方法と場所、どの商品を購入するかとその理由に的を絞ることで、消費者を第一に考えたカテゴリー特化型の構造となります。各部門は、この新しい組織構造でそれぞれが関係するカテゴリーとチャネルで消費者の美容体験を最大限に高め、それを収益力のある成長へつなげるために、始めから終わりまでの全責任を持ちます。この組織改編を受けて、合併後のコティ事業は、以下の3部門にまとめられます。

  • コティ・ラグジュアリー部門:香水とスキンケアに特化
  • コティ・コンシューマー・ビューティー部門:カラー化粧品、市販ヘアカラー・スタイリング商品、ボディケアに特化
  • コティ・プロフェッショナル・ビューティー部門:ヘアケアとネイルケアのサロンオーナーとプロフェッショナルへのサービスに特化

またコティは、成長促進に注力するグロース・アンド・デジタルという名称の新しい部署を立ち上げます。同部署は、当社のポートフォリオ戦略を定期的に見直し、3部門それぞれと協力して、各部門のイノベーション、売上、従来型マーケティングとデジタルマーケティングの能力を向上させることに力を入れます。

ラグジュアリー、コンシューマー・ビューティー、プロフェッショナル・ビューティーの各部門の責任者として社長を置き、社長はサプライチェーン、財務、人事、情報サービスの領域でサポートを得ます。社長3人、職能グループ長、最高経営責任者で構成される幹部チームが、3部門を監督します。幹部チームは戦略的方向性を示し、合併・買収の機会を探り、会社の能力を発展させ、会社の公共的な責任に取り組みます。

新しい組織構造の一部として、コティは経営管理オフィスをロンドンに移す予定です。コティは、ロンドンに経営管理機能を置くことで、世界の主要な戦略的市場に近い場所で、世界的リーダーとしてさらに効果的な経営を行うことができます。会長兼最高経営責任者(CEO)、財務、人事、法務、グロース・アンド・デジタルなどの経営管理チームがロンドンを拠点とする予定です。当社は今後もデラウェア州の法人であり、ニューヨーク証券取引所の上場企業です。

幹部チーム

新しいコティの幹部チームには、コティ、P&G専門美容部門、他の大手企業からの管理職の専門知識と才能が結集します。全員が消費者ブランドの育成・成長において幅広い経験を持つ熟練のチームメンバーが、相互に補完し合う優れた技量をコティにもたらし、こうした能力をコティ従業員、ライセンス企業、顧客、サプライヤー、株主の利益となるよう活用していきます。

バート・ベヒト(会長兼暫定最高経営責任者(CEO)) –
ベヒトは引き続き、コティを美容業界を力強く率いつつ、業界に挑む世界的企業にし、コティの株主価値を高める活動を統括する責任を担います。2011年に会長としてコティに入社する以前には、有力な世界的消費財企業のレキットベンキーザーの最高経営責任者(CEO)を1995年から2011年まで務めました。ベヒトは30年を超える、消費者ブランド構築におけるビジネス経験を有します。取引完了後も、ベヒトは引き続きロンドンを拠点とします。

Patrice de Talhouët(最高財務責任者(CFO)) – de
Talhouëtは引き続き、財務組織の監督を担当します。加えて、すべての合併・買収活動、ならびに情報システムと不動産事業に責任を持ちます。コティ入社以前には、マーズに7年務めてさまざまな財務の幹部職を歴任し、アルカテル・ルーセントにも12年務めました。de
Talhouëtは取引完了後、ニューヨークからロンドンへ移ります。

カミロ・パネ(最高グロース・アンド・デジタル責任者) –
パネはコティのポートフォリオ戦略に助言をし、全部門を横断してコティのイノベーション、マーケティング、営業の能力開発に責任を持ち、さらにコティのデジタルメディアとeコマース事業を統率します。レキットベンキーザーで約20年を過ごし、最近ではレキットのコンシューマー・ヘルス担当上級副社長兼グローバル・カテゴリー責任者を務めていました。取引完了後も、パネは引き続きロンドンを拠点とします。

エドガー・フーバー(コティ・ラグジュアリー社長) –
フーバーはコティの香水とスキンケア部門を監督します。フーバーは美容業界やファッション業界でのブランド構築で25年を超える経験を持つ、実績ある管理職です。ロレアルに15年務めたフーバーはその大半をロレアル高級商品部門で過ごし、ラルフローレン・フレグランス、ヴィクター&ロルフ、イブ・サンローラン・ビューティー、ジョルジオ・アルマーニ・コスメティックスなどのブランドと仕事をしてきました。最近ではランズエンドの社長兼最高経営責任者(CEO)を務めました。取引完了後も、フーバーは引き続きパリを拠点とします。

エシ・エッグレストン・ブレーシー(コティ・コンシューマー・ビューティー社長) –
エッグレストン・ブレーシーはコティのカラー化粧品、ヘアカラーリング、スタイリング、ボディーケア部門を監督します。エッグレストン・ブレーシーはP&Gのグローバル・カラーコスメティックス執行副社長で、世界の80以上の市場を横断して、カバーガールとマックスファクター事業を率いました。エッグレストン・ブレーシーは、美容およびパーソナルケアでの15年以上におよぶ経験を含む24年を超える経験を持ち、カバーガールを今日のような象徴的なポップカルチャー・ブランドに変身させ、またマックスファクターの近代化によるP&Gコスメティックスの国際的な拡大を率いました。エッグレストン・ブレーシーは取引完了後、ジュネーブからニューヨークへ移ります。

シルビー・モロー(コティ・プロフェッショナル・ビューティー社長) –
モローはコティのヘアケアとネイルケアのサロン事業を監督します。モローは現在、P&Gサロン部門のウエラ執行副社長です。21年を超えるキャリアの中で、モローはさまざまな職務で現地レベル、地域レベル、国際レベルの役割を果たし、数多くの人気ブランドを統括してきました。モローは過去7年間P&Gサロン・プロフェッショナル部門に勤務し、事業再生において重要な働きをしました。取引完了後も、モローは引き続きジュネーブを拠点とします。

マリオ・レイス(最高グローバル・サプライチェーン責任者) –
レイスは、上流から下流まで完全に統合されたコティのサプライチェーンの運営に責任を持ちます。調達、製造、倉庫保管、物流までを監督し、収益力のある成長を促進し、コストリーダーシップ戦略を推進します。コティ入社以前には、ダノンに16年間勤務し、世界の事業運営に関するさまざまな上級管理職を歴任しました。取引完了後も、レイスは引き続きジュネーブを拠点とします。

ジュル・カウフマン(最高法務責任者(CLO)兼書記役) –
カウフマンは、買収と子会社や資産の売却、企業統治、コンプライアンス、ライセンス、特許、規制などに関わるコティの全世界の法務を監督します。2008年にコティに入社して以来、カウフマンは数々の買収案件や、非公開企業から上場企業への移行を通じて、コティの成長を導き、支えてきました。以前にはコルゲート・パーモリーブで、欧州/南太平洋部門の副社長兼部門法務顧問を務めました。カウフマンは取引完了後、ニューヨークからロンドンへ移ります。

ラルフ・マッキオ(最高科学責任者(CSO)) –
マッキオはコティの科学的・世界的規制および消費者問題すべてに責任を持ちます。マッキオは1992年にコティに入社し、責任を増しながら研究開発部門でさまざまな職務を担当しました。取引完了後も、マッキオは引き続きニュージャージー州モリスプレインズを拠点とします。

Sébastien Froidefond(最高人事責任者(CHRO)) –
Froidefondは人材管理、組織的な能力開発と従業員の能力開発、業績管理、給与と福利厚生、人事情報システムなど当社の人事関連業務すべてを監督します。コティ入社以前には、サノフィで世界的消費者ヘルスケア部門の人事担当副社長を務めていました。Froidefondは取引完了後、パリからロンドンへ移ります。

ジャン・モルティエはコティを退職し、後任としてエドガー・フーバーがグローバル・マーケット社長に就任します。この変更は即時発効です。モルティエはコティに2016年6月まで在籍し、最高経営責任者(CEO)の特別顧問を務めます。モルティエはエドガー・フーバーの新しい役職への円滑な移行を助け、ライセンサー関係をカミロ・パネとエドガー・フーバーに引き継ぎ、P&Gライセンスのコティへの移行、反トラスト評価プロセス、合弁事業と販売業者関係の再構築を支援します。当社はモルティエの当社事業とコティに対する多大な貢献に感謝の意を表するとともに、今後の活躍に期待しています。

以前に発表された通り、P&G専門美容部門の合併は、規制当局の承認、労使協議会との相談、およびその他の慣例的条件を満たすことを条件に、2016暦年の下半期に完了する予定です。

将来予想に関する記述

本リリースに含まれる特定の記述は将来予想に関する記述です。将来予想に関する記述は、P&G美容部門との合併完了に関するコティの現在の見解を反映したものです。一般的に、これらの将来予想に関する記述には、「見込む」、「予想する」、「するはずだ」、「するだろう」、「できるだろう」、「意図する」、「予定する」、「予測する」、「努力する」、「考える」、「するつもりだ」、「機会」、「可能性」などの言葉や表現あるいは同様の言葉や表現が含まれています。実際の結果はリスクや不確実性により、予想されたものと大きく異なるものになる場合があります。これらのリスクや不確実性には、取引の査定における当社の想定が正確でないこと、P&G専門美容部門をコティに統合する上での問題や、この取引で予想される利益を実現する上での問題などがあります。過去の情報や現況に関する記述以外で本リリースに含まれるすべての記述は、将来予想に関する記述です。この将来予想に関する記述は1995年米国民事証券訴訟改革法の将来予想に関するセーフハーバー条項の対象となるものです。これらの将来予想に関する記述は多くのリスクと不確実性を伴い、その多くはコティの管理の及ばないものであり、実際の結果がこれらの記述と大きく異なるものになる可能性があります。

P&Gとの取引案に関するリスクと不確実性には、取引のタイミングに関する不確実性、取引に必要な規制当局などの承認が得られない、あるいは特定のライセンス許諾権者の合意を含む予想外の条件を前提に承認が受けられること、この取引に対する競争上の反応、この取引に関連する訴訟、取引案完了後の合併会社で予想される財務業績の不確実性、予定の期間に本取引案で予想されるコスト削減および相乗効果を達成するコティの能力、P&G専門美容部門とコティおよびその従業員を迅速かつ効果的に統合するコティの能力、コティとP&G専門美容部門の企業合併の効果(合併会社の将来の財務状況、営業業績、戦略と計画を含む)、取引案が中断し、顧客、従業員または供給業者との関係を維持するのが困難になることなどが含まれますが、これらに限定されるものではありません。

前述の重要な要因の検討は包括的なものではなく、別の文書に記載された他の注意事項と合わせて読むようにしてください。コティの事業と財務業績に影響を及ぼす可能性のある潜在的リスクと不確実性の詳細は、2015年6月30日締め会計年度に関するフォーム10-Kによるコティの年次報告書の「リスク要因」および「財務状況および営業業績に関する経営陣の考察と分析」の項、ならびにコティが適宜証券取引委員会(SEC)に提出した/提出する可能性のある他の定期報告書に記載されています。本リリースに含まれる将来予想に関する記述は、全体がこれらの注意事項によって制限されており、当社が予想する実際の結果や進展が実現される、あるいは実質的にこれが実現された場合でも、当社または当社の事業や業務に予想された結果や効果が生まれることを保証することはできません。適用法で義務付けられた場合を除き、新たな情報が発生したり、今後の進展などがあった場合でも、コティは将来予想に関する記述を更新して公開したり、改訂する義務を負うものではありません。

コティについて

コティは、2015年6月30日終了年度で純売上高44億ドルを誇る世界有数の美容企業です。1904年にパリで設立されたコティは、130以上の国と地域で販売される有名な香水、カラー化粧品、スキンケア&ボディケア製品群を有する美容に特化した企業です。コティの製品には、アディダスカルバン・クラインクロエダビドフマーク・ジェイコブスOPIフィロソフィープレイボーイリンメルサリー・ハンセンなどのパワー・ブランドが含まれます。

コティの詳細については、www.coty.comをご覧ください。

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