乳幼児に猛威を振るうRSウィルス流行の兆し
長野県健康福祉部が行ったRSウイルス感染症の医療機関55カ所の定点観測によると、2011年1月3日より1週間の累計でRSウィルス感染患者は66人に上っているという。RSウィルスはパラミクソウイルス科に属するRNAウイルスの一種で、冬場に乳幼児が罹りやすいRSウィルス感染症をもたらす危険性をもつ。このウィルスは大人が感染した場合は軽症で済むことが多いが、小児や幼児の場合は肺炎などの重症に至りやすいため、インフルエンザよりも怖いウィルスと言われている。免疫の十分に発達していない子供をもつ家庭では、日常のうがいや手洗いなどの徹底が重要である。(中立元樹)
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