大腸手術中におけるMasimo PVi®モニタリングの有用性を評価する新研究
スイス・ヌーシャテル–(BUSINESS WIRE)–(ビジネスワイヤ) — マシモ (NASDAQ:
MASI)は本日、大腸手術を受ける低リスク患者を対象に最近実施された研究の結果を発表しました。研究で研究者らは、侵襲的手段である経食道ドップラーとの比較で、輸液管理の指針としての非侵襲的・連続的Masimo
PVi®(脈波変動指標)モニタリングの有用性を評価しました。研究者らは投与された総輸液量の平均で両技術の間に有意差がないことを発見し、「この患者集団での目標指向型治療において、PViは完全に非侵襲的な代替手段を提供する」と結論付けました1。
本研究でDr.
Warnakulasuriyaとヨーク・ティーチング・ホスピタル(英国ヨーク)の同僚らは、確立した技術である経食道ドップラーとの比較で、輸液管理の指針としてのMasimo
PViモニタリングの性能を評価しました。待機的大腸手術を受ける低リスク患者40人が研究に組み入れられました。患者は2つのグループにランダム割り付けされ、それぞれのグループは2つの技術のいずれかを輸液療法の指針としました。研究者らは術中に投与された輸液の絶対量と、24時間後の輸液量を測定しました。研究者らは「PViおよび経食道ドップラーの両グループで、投与された総輸液量の平均(1286
ml対1520 ml、p=.300)および術中輸液バランスの平均(+839 ml対+ 1145
ml、p=.150)に有意差がない」ことを発見しました。
研究者らは「大腸の大手術を受ける健康な患者において、経食道ドップラーを使用した拍出量最大化技術と比較して、非侵襲的PVi技術により目標設定した場合、輸液投与量に有意差はありません。両グループ間で術後転帰に有意差はありませんでした。従ってPViは、術中の目標指向型治療が標準治療と見なされるが動脈カニューレを必要としない大腸の大手術を受ける健康な患者における術中の輸液最適化に対し、非侵襲的で消耗品を伴わない代替手段を提供します」と結論付けました。
Pviは呼吸周期で発生する灌流指標(PI)の動的変化の測定値です。PViは別の臨床研究において、手術中の全身麻酔下2,3,4,5にある患者、ICUにおける成人と小児の両方6,7、救急科における初期の敗血症性ショック患者8で人工呼吸を受けている患者のモニタリングにメリットをもたらすことが示されています。別の研究では、大腸手術を受け術後回復力強化プログラム(ERAS)に参加した患者の目標指向型治療の一環としてPViを使用しました。プログラムは入院期間、費用、手術部位感染、輸液投与量の有意な低減と、患者満足度の改善をもたらしました9。Masimo
SpHb®(非侵襲的ヘモグロビン測定)との組み合わせでPViを使用した研究の場合、これらの技術は30日目および90日目の死亡率を低減させることが示されています10。
マシモの創設者で最高経営責任者(CEO)のジョー・キアニは、次のように述べています。「Masimo
PViの有用性を示す臨床証拠は積み上がり続けています。Dr.
Warnakulasuriyaの研究はPViのメリットに関する追加的な情報を提供するものです。当社の革新的な非侵襲的モニタリングにより、一貫して患者転帰を改善するとともに治療コストを削減するための機会が得られて感謝しています。」
@MasimoInnovates |
#Masimo
References
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マシモについて
マシモ(NASDAQ:
MASI)は革新的な非侵襲的モニタリング技術における世界的リーダー企業です。当社の使命は、非侵襲的モニタリングを新たな施設やアプリケーションに導入することで、患者ケアの転帰を改善し、コストを削減することです。1995年、当社はMasimo
SET® Measure-through Motion and Low
Perfusion™(体動時・低灌流時モニタリング可能)パルスオキシメトリーを発表しました。Masimo SET®は誤報を大幅に減らし、正確なモニタリングで正しい警報を発することが多くの研究で示されています。Masimo
SET®は医師が新生児における重度の未熟児網膜症を減らし1、新生児におけるCCHDスクリーニング値を改善し2、また術後の病棟における連続的モニタリングで使用した場合、救急対応の実動とコストを削減する3,4,5ことが示されています。Masimo
SET®は世界各国の主要な病院やその他の医療現場で推定1億人以上の患者に使用されています。2005年、マシモはrainbow® Pulse
CO-Oximetry技術を発表し、それまで侵襲的な手段でのみ可能であった血液成分モニタリングを非侵襲的、連続的なものとすることを可能にしました。測定できるのは、SpO2、脈拍数、灌流指標(PI)に加え、トータルヘモグロビン濃度(SpHb®)、酸素含量(SpOC™)、カルボキシヘモグロビン濃度(SpCO®)、メトヘモグロビン濃度(SpMet®)、さらに最近では脈波変動指標(PVi®)および予備酸素摂量指数(ORi™)です。SpHbに関する研究では、不必要な輸血を減らし*,6,7、PViと併用した場合、入院期間8と30日/90日死亡率9を減らすことが示されています。2014年、マシモはマシモ・オープン・コネクト(Masimo
Open Connect、MOC-9)インターフェースを装備した直感的な患者モニタリング・コネクティビティ・プラットフォームRoot®を導入し、他社が新たな特性や測定機能でRootを強化できるようにしました。またマシモはウエアラブル患者モニターRadius-7™、スマートフォン向けパルスオキシメーターiSpO2®、フィンガーチップパルスオキシメーターMightySat™などの製品でmHealth(モバイルヘルス)におけるリーダーの役割を積極的に果たしています。マシモと当社製品の追加情報については、www.masimo.comをご覧ください。マシモの製品に関して発表済みの臨床研究の結果はhttp://www.masimo.com/cpub/clinical-evidence.htmでご覧いただけます。
*
赤血球輸血に関する臨床的判断は、患者の状態、連続的SpHbモニタリング、血液サンプルを使用したラボ診断検査などの要素を考慮して、臨床医の判断に基づくべきです。
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将来見通しに関する記述
本プレスリリースは、1995年民事証券訴訟改革法との関連で、1933年証券法第27A条および1934年証券取引所法第21E条で規定された将来見通しに関する記述を含みます。これらの将来見通しに関する記述には、特にMasimo
PVi®の潜在的有効性などに関する記述が含まれています。これらの将来見通しに関する記述は、当社に影響を及ぼす将来の出来事についての現時点での予測に基づいており、リスクおよび不確実性に左右され、これらのすべてが予測困難で、これらのすべてが当社のコントロールを超えており、種々のリスク要因の結果として、将来見通しに関する記述で表明された内容とは不利な形で著しく異なる結果が生じる場合の原因となり得るものです。これらのリスク要因には、臨床結果の再現性に関する当社の仮定に関連するリスク、Masimo
PVi®を含むマシモ独自の非侵襲的測定技術が良好な臨床結果と患者安全性に貢献するという当社見解に関連するリスクに加え、米国証券取引委員会(SEC)に提出した当社の最新報告書のセクション「リスク要因(Risk
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