術後赤血球輸血ベストプラクティスにおけるMasimo SpHb®の有用性を検討する新研究
ポルトガル・リスボン–(BUSINESS WIRE)–(ビジネスワイヤ) — マシモ(NASDAQ:
MASI)は本日、2018年「患者の血液管理・止血・血栓症治療の前進に向けたネットワーク」(NATA)年次総会で報告されたアブストラクトの知見について発表しました。研究では術後の患者血液管理(PBM)の一環として赤血球輸血ベストプラクティスを支持・補強するマシモの非侵襲的・連続的ヘモグロビン(SpHb®)測定の有用性を検討しました1。
本研究ではBaricchi教授と、イタリアのAUSL-IRCCS(レッジョ・エミリア)輸血医療科およびパルマ大学内科・外科の同僚らは、3年の期間(2013~2015年)における術後赤血球輸血の妥当性を、患者血液管理(PBM)プログラムの導入前後で評価することにしました。PBM法は、3カ月にわたる訓練の後、Masimo
Radical-7® Pulse CO-Oximeters®によるMasimo
SpHbを利用した患者ヘモグロビンの非侵襲的・連続的ポイント・オブ・ケア(POC)モニタリングでした。PBM法の導入に先立ち、168人の患者で赤血球輸血の妥当性に対する初期監査を実施しました。同法導入後の最終監査は205人の患者を対象に実施しました。研究者らはイタリア輸血医療・免疫血液学会(SIMTI)が定めたガイドラインを使用して輸血の妥当性を判断しました。
PBM法導入前の赤血球輸血は37.7%が妥当であったことが判明しました。Masimo
SpHbを使用した非侵襲的・連続的ヘモグロビンモニタリングの利用を含むPBM法の導入後では、赤血球輸血の65.4%が妥当であること、また輸血妥当性の大きな上昇を見いだしました。
研究者らは次のように結論付けました。「私たちの経験によれば、導入したPBM戦略は術後期の赤血球輸血の妥当性を向上させました。私たちはこのPBM法とPOC検査の導入が、医療従事者にとって輸血の意思決定プロセスを支えるものとして有益であると考えます。この輸血妥当性の向上は、輸血と関連したリスクの低減、医療資源の最適化と経費節減など、臨床上および管理上の利点が生まれることを意味します。」
SpHbは検査室での血液検査に取って代わることを意図していません。赤血球輸血に関する臨床判断は、患者の容体、連続的SpHbモニタリング、血液試料を使用してのラボ診断検査など、他の因子を考慮した臨床判断に基づく必要があります。
@MasimoInnovates |
#Masimo
Reference
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Baricchi R, Marraccini C, Merolle L, Berni P, Bonini A, Mazzi A,
Pertinhez T.A., and Di Bartolomeo E. Patient blood management:
transfusion appropriateness in the postoperative period. Proceedings
from the 2018 NATA Annual Meeting, Lisbon, Portgual. #P30.
マシモについて
マシモ(NASDAQ:
MASI)は革新的な非侵襲的モニタリング技術における世界的リーダー企業です。当社の使命は、患者ケアの転帰を改善し、コストを削減することです。1995年、当社はMasimo
SET® Measure-through Motion and Low
Perfusion™(体動時・低灌流時モニタリング可能)パルスオキシメトリーを発表しました。Masimo SET®は誤報を大幅に減らし、正確なモニタリングで正しい警報を発することが多くの研究で示されています。Masimo
SET®は医師が新生児における重度の未熟児網膜症を減らし1、新生児におけるCCHDスクリーニング値を改善し2、また術後の病棟におけるマシモ・ペイシェント・セーフティーネット(Masimo
Patient SafetyNet™)*での連続的モニタリングで使用した場合、救急対応の実動とコストを削減する3,4,5ことが示されています。Masimo
SET®は世界各国の主要な病院やその他の医療現場で推定1億人以上の患者に使用されており6、USニューズ&ワールド・レポート誌の2017-18年全米優良病院ランキング7に掲載された上位20病院中の17病院で最重要のパルスオキシメトリーとなっています。2005年、マシモはrainbow® Pulse
CO-Oximetry技術を発表し、それまで侵襲的な手段でのみ可能であった血液成分モニタリングを非侵襲的、連続的なものとすることを可能にしました。測定できるのは、SpO2、脈拍数、灌流指標(Pi)に加え、トータルヘモグロビン濃度(SpHb®)、酸素含量(SpOC™)、カルボキシヘモグロビン濃度(SpCO®)、メトヘモグロビン濃度(SpMet®)、脈波変動指標(PVi®)、さらに最近では予備酸素摂量指数(ORi™)です。2014年、マシモはマシモ・オープン・コネクト(Masimo
Open Connect®、MOC-9®)インターフェースを装備した直感的な患者モニタリング・コネクティビティ・プラットフォームRoot®を導入し、他社が新たな特性や測定機能でRootを強化できるようにしました。またマシモはウエアラブル患者モニターRadius-7™、スマートフォン向けパルスオキシメーターiSpO2®、フィンガーチップパルスオキシメーターMightySat™などの製品でmHealth(モバイルヘルス)におけるリーダーの役割を積極的に果たしています。マシモと当社製品の追加情報については、www.masimo.comをご覧ください。マシモの製品に関して発表済みの臨床研究の結果はhttp://www2.masimo.com/evidence/featured-studies/feature/でご覧いただけます。
ORiはFDA 510(k)承認を取得しておらず、米国では販売されていません。
*Patient SafetyNetの商標の使用は、ユニバーシティ・ヘルスシステム・コンソーシアムからのライセンスに基づいています。
References
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Technology. Acta Paediatr. 2011 Feb;100(2):188-92. -
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Events and Intensive Care Unit Transfers: A Before-And-After
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Units: Strategy, Design, and Implementation. The Joint Commission
Journal on Quality and Patient Safety. 2016 Jul;42(7):293-302. - 推定値:マシモの社内資料
- http://health.usnews.com/health-care/best-hospitals/articles/best-hospitals-honor-roll-and-overview.
将来見通しに関する記述
本プレスリリースは、1995年民事証券訴訟改革法との関連で、1933年証券法第27A条および1934年証券取引所法第21E条で規定された将来見通しに関する記述を含みます。これらの将来見通しに関する記述には、特にMasimo
SpHb®の潜在的有効性などに関する記述が含まれています。これらの将来見通しに関する記述は、当社に影響を及ぼす将来の出来事についての現時点での予測に基づいており、リスクおよび不確実性に左右され、これらのすべてが予測困難で、これらのすべてが当社のコントロールを超えており、種々のリスク要因の結果として、将来見通しに関する記述で表明された内容とは不利な形で著しく異なる結果が生じる場合の原因となり得るものです。これらのリスク要因には、臨床結果の再現性に関する当社の仮定に関連するリスク、Masimo
SpHbを含むマシモ独自の非侵襲的測定技術が良好な臨床結果と患者安全性に貢献するという当社見解に関連するリスク、マシモの非侵襲的医療技術のブレイクスルーがコスト効率に優れたソリューションと独自のメリットを提供するとの当社見解に関連するリスクに加え、米国証券取引委員会(SEC)に提出した当社の最新報告書のセクション「リスク要因(Risk
Factors)」で指摘したその他の要因が含まれますが、これらの要因に限定されません。これらの報告書はSECのウェブサイト(www.sec.gov)から無料で入手できます。当社は将来見通しに関する記述に反映された予測が合理的であると考えるものの、当社はこれらの予測が正しいと判明するかどうか判断できません。本プレスリリースに含まれる将来見通しに関する記述はすべて、全体として前記の注意書きによる明示的条件の下に成立するものです。読者の皆さまは、本日の時点についてのみ言及しているこれら将来見通しに関する記述に過度の信頼を寄せないようお願いします。当社はこれらの記述または当社がSECに提出した直近の報告書に含まれる「リスク要因」について、新規の情報、将来の出来事、その他の結果に関係なく、適用される証券法で求められる場合を除き、更新・修正・説明する義務を何ら負いません。
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