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神経細胞膜のスフィンゴ糖脂質研究(東京都臨床医学総合研究所)

東京都臨床医学総合研究所・細胞膜研究室の副室長である笠原浩二研究員と宇井理生名誉所長は、三量体Gタンパク質Goαに関する英文総説を発表した。この成果は、英国科学電子ジャーナル「The UCSD-Nature Signaling Gateway Molecule Pages」に1月10日付けで掲載された。

三量体Gタンパク質Goαは、神経細胞膜のスフィンゴ糖脂質が会合しているサブユニットの1つである。スフィンゴ糖脂質自体は様々な病気に関わる分子と会合することが知られているため、今後笠原研究員チームのプロジェクトで、スフィンゴ糖脂質と病気関連因子との会合がどのような機構で病気を発症させるのかを、詳細に解明していくことに期待したい。(中立元樹)

リンク

1. 東京都臨床医学総合研究所HP

2. 英国科学電子ジャーナル「The UCSD-Nature Signaling Gateway Molecule Pages」において英文総説を発表