Certara社がマーケットアクセス、医療経済・アウトカム研究(HEOR)およびリアルワールドエビデンスソリューション分野のリーダーであるAnalytica Laser社を買収
本買収により、Certara社のモデルを活かした医薬品開発とレギュラトリーサイエンスにおける意思決定のポートフォリオにリアルワールドにおける医薬品の有効性予測と価値評価が加わります
ニュージャージー州プリンストン–(BUSINESS WIRE)–(ビジネスワイヤ) — モデルを活かした医薬品開発とレギュラトリーサイエンスのグローバルリーダーであるCertara®社は本日、医療経済・アウトカム研究(HEOR)とリアルワールドデータの活用を通して、医薬品および医療技術の価値に関する最高水準の科学的エビデンスを提供することを目指すグローバルコンサルティンググループAnalytica
Laser社を買収したことを発表しました。Analytica
Laser社は英国のロンドンに本社を置き、欧州と北米の拠点を中心に、ほぼ全員が学士号以上の学位を有する約100名の定量的科学に精通するサイエンティストとコンサルタントを擁します。
Analytica
Laser社は、最先端の定量的方法論と独自仕様のソフトウェアを活用して、医薬品の価値評価に必要なリアルワールドにおけるアウトカムを研究・予測します。ヘルスケア製品のリアルワールドにおける価値および影響、さらに公衆衛生における意思決定の評価にエビデンスに基づく方法論を活用したパイオニアである同社は、その洗練された分析技術、先進的な薬剤疫学、薬剤経済学、モデリングおよびデータサイエンスの専門性、公衆衛生に関する知見、さらに広範に及ぶ経験を統合することで価格およびマーケットアクセス戦略に関する助言を提供します。
さらに、Analytica Laser社は、Health Outcomes Performance Estimator(HOPE TM)と呼ばれる独自技術を開発しています。HOPE
TMは、臨床試験結果やポピュレーションヘルスに関する知見を、期待されるリアルワールドに対する影響に反映させます。HOPE TMは、ベイズ的な動的モデリングエンジンに基づき、医薬品の有効性とその予測に影響する動的な曝露と要因を考慮させることが可能です。
「現代では、規制当局の承認取得は、医薬品やそれによる治療のコマーシャルサクセスを約束するものではなく、また製品の市場導入自体を保証するものでもありません。」とCertara社のCSC
(Certara Strategic Consulting Services) の代表であるThomas Kerbusch,
PhDは述べています。さらに、「現在、各医薬品は、ペイヤーや保健当局側の立場から評価された後、保険償還対象医薬品リストへの収載、償還率の考慮、治療計画への組み込みを経て、医療提供者が処方することができます。当社にAnalytica
Laser社が加わることにより、第I相試験の早期から、製品のライフサイクル、医療技術評価やペイヤーの意思決定まで、HEORとリアルワールドにおける価値に関する重要な課題の考慮をも可能にする、当社の科学技術的な意思決定支援システムの拡大が実現されます。」と述べています。
Analytica Laser社のゼネラルマネージャーであるRoman
Casciano(MSc)は次のように述べています。「Certara社はモデルを活かした医薬品開発の分野で広く認知されたリーダーとして定量的ソリューションや影響力のあるコンサルティング、広範なグローバル展開を含めたポートフォリオの拡大を継続しており、その一員に加わることを嬉しく思います。両社の相補的なアプローチにより、HEORおよびリアルワールドにおける価値評価と医薬品の安全性や効力に対する知見を提供するファーマコメトリクスが統合され、我々のお客様に対して比類ない市場優位性を提供することが可能になります。」
Analytica Laser社の意思決定支援アナリティクス部門長であるBilly
Amzal(PhD、X-Eng、MSc、MPA)は次のように述べています。
「Analytica
Laser社がCertara社に加わることにより、総勢約250名のモデリングおよびアナリティカルサイエンティストが医薬品開発とマーケットアクセスの課題に取り組むことになります。さらに、両社の間には自然な相乗効果があります。例えば、我々は、BaseCase
TMを用いてモデル開発から活用、それによるコミュニケーションまでシームレスに統合し、Synchrogenix部門と協力することで保健当局やペイヤーに対するレギュラトリーサイエンスに関する助言およびコミュニケーションを支援することができます。」
今年初め、Certara社はBaseCase Management
GmbH社を買収しました。同社は、データビジュアライゼーションを活用した医薬品や医療機器のROIやビジネスケースを支援する価値提案作成を促進する技術開発と価値の創出を専門としています。BaseCase社のインタラクティブなプラットフォームによって、製薬会社や医療技術企業は、ペイヤーや保健当局との直接の会議においてモデル解析結果とリアルワールドのデータセットの両方を視覚的に表現することが可能になります。Analytica
Laser社とBaseCase社が当社に加わることにより、比類無いエンド・ツー・エンドなソリューションを市場に提供するとともに、医薬品の安全性や効力に関する解析や知見を製品の有効性や患者アウトカムと関連付け、複雑なデータを効果的に説明することが可能になります。
Casciano氏は、CSC代表であるDr.
Kerbuschの下でシニア・バイス・プレジデントとして、Certara社の新部門となるマーケットアクセス、HEORおよびリアルワールドエビデンスグループを率います。また、Dr.
Amzalは引き続きシニアマネジメントの立場として、意思決定およびリアルワールドデータアナリティクス部門担当のシニア・バイス・プレジデントを務めます。
Analytica Laser社の創設者であるLucien Abenhaim, MD,
PhDはサイエンスアドバイザーとしてCertara社に新たに加わります。Dr.
Abenhaimは世界的に著名な薬剤疫学・公衆衛生の専門家です。同氏はこれまでにフランス保健省の保健局長、首席医務官、全保健関連組織長、さらに世界保健機関(WHO)の執行理事会の委員を務めています。また、同氏はLSHTM
(London School of hygiene & Tropical Medicine)の疫学の名誉教授でもあります。
Dr. Abenhaimは次のように述べています。
「Analytica
Laser社がCertara社に加わり、引き続き深い理解に基づいた科学知識の応用を通して、患者の健康に貢献できることを非常に嬉しく思います。両組織間において今後多くの驚くべき相乗効果が期待され、組織全体、従業員、さらにお客様にとって非常に明るい未来を確信しています。」
本件に関する財務内容は開示されていません。
Analytica Laser社について
Analytica
Laser社はポピュレーションヘルスに関する知見と活用におけるグローバルリーダーです。同社は、医薬品や医療技術のリアルワールドの価値に関する最高水準の科学的エビデンスの提供に取り組んでいます。同社のコンサルティング、研究、データサービスは、20を超える国々の代表的な医薬品、医療機器および公衆衛生分野における先進企業に提供されています。同社は、より安全、より簡便、より手頃な価格の新治療へのアクセスを高めることにより、毎日、数百万人の患者の利益に直接的に貢献しています。Analytica
Laser社は、欧州、北米、MEAの保健システムにおけるエビデンスに基づく方法論の活用のパイオニアであると評価されています。各地域に拠点を置く同社のチームは、研究の専門性、洗練された分析技術、先進的な薬剤疫学、公衆衛生情報、医療経済学、数十年に及ぶ薬価・市場アクセス戦略に関する知見を組み合わせた、医薬品や医療技術の価値評価を強みとしています。Analytica
Laser社の本社は英国のロンドンにあり、欧州と北米の8ヵ所に拠点を置きます。詳細は、www.analytica-laser.comをご覧ください。
Certara社について
Certaraは、医薬品開発の最適化と医療効果の向上を目指し、意思決定支援技術やコンサルティングサービスを提供するリーディングプロバイダーです。医薬品開発からマーケットアクセスまで、優秀なエキスパートによる薬事戦略の提案や最先端モデリング&シミュレーション技術による、医薬品の申請承認取得とコマーシャルサクセスを総合的にサポートします。取引先は全世界に及び製薬企業・ベンチャーキャピタル・アカデミア・規制当局等、クライアント様は数百社に上ります。詳細については、https://jp.certara.com/
をご参照ください。
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サターラ社 お問い合わせ窓口:
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Chief
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メディア関係 お問い合わせ窓口:
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lisa@ranahealth.com