プレスリリース

【PR】フォーラム 『成熟した医療社会を求めて~医薬品の副作用被害と救済制度~』開催  11月18日(日)

独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA、所在地:東京都千代田区)は、フォーラム「成熟した医療社会を求めて~医薬品の副作用被害と救済制度~」を千代田放送会館(所在地:東京都千代田区)にて2012年11月18日(日)に開催いたします。

薬は、十分な注意を払って正しく使用されていたとしても、副作用の発生を完全に防ぐことは大変難しいとされています。何気なく服用する風邪薬の副作用によって、失明、そして死に至る可能性もあることはほとんどの人に知られていません。風邪薬などの副作用で起きる皮膚疾患「スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)」と、その症状が悪化した中毒性表皮壊死(えし)症で、平成21年8月から平成24年1月までの2年半で、全国で131人が死亡したことが厚生労働省のまとめで分かっています。

 薬を適正に使用したにもかかわらず、発生した副作用によって、入院が必要な程度の疾病や、障害などの健康被害が起きたとき、医療費・医療手当や障害年金などが給付される法律に基づく公的制度「医薬品副作用被害救済制度」があります。ところがこの制度のことを知っている方はあまり多くありません。

このフォーラムでは、医薬品が必需品となっている現代社会において、成熟した医療社会を実現するために、医薬品の適正使用、正しく使っても副作用は起こる可能性があること、万一副作用被害に遭った際に給付金を支給する「医薬品副作用被害救済制度」の有用性について、具体的な事例に基づいてご紹介します。

【実施概要】
タイトル:『成熟した医療社会を求めて~医薬品の副作用被害と救済制度~』
会場  :千代田放送会館
日時  :2012年11月18日(日)13:30~16:00 (受け付け開始13:00~)
入場  :無料
主催  :独立行政法人医薬品医療機器総合機構
後援  :厚生労働省

【イベント詳細】
●第一部 基調講演
「副作用は誰にでも起こる」
  東京女子医科大学名誉教授 溝口秀昭

●第二部 パネルディスカッション
 「医薬品の副作用被害と救済制度」

<パネリスト>
溝口 秀昭
東京女子医科大学 名誉教授。1968年東京大学医系大学院修了。専門は血液内科。特に白血病などの血液難病の治療に詳しい。2004年より(独)医薬品医療機器総合機構 救済業務委員会委員長を務める。

湯浅 和恵
スティーブンス・ジョンソン症候群患者会 代表。1978年歯科大学卒業、歯科医師として勤務。1991年8月、頭痛やせきなどの症状があり病院で受診。その後、スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)を発症。現在、SJS患者会代表を務める。

天谷 雅行
慶應義塾大学病院 副病院長。1989年慶応義塾大学大学院医学研究科博士課程修了。1989年米国国立研究所国立癌研究所(NIH)に留学。2005年慶応義塾大学医学部教授(皮膚科)。2007年より副病院長。

高木 美保
タレント。1984年、映画『Wの悲劇』でデビュー後、ドラマ『華の嵐』の主役をはじめ、NHK大河ドラマ等に出演。バラエティー番組にも挑戦し、お茶の間の人気者となる。1998年11月、自然と共にある生活を求めて、栃木県那須高原に住まいを移し、農業にも取り組む。

<コーディネーター>
久田 直子
フリーアナウンサー。NHK「きょうの健康」担当。NHK Eテレで毎週月曜日から木曜日、午後8時30分から放送の「きょうの健康」のキャスターを務める。健康や医療を扱うシンポジウムのコーディネーターとしても活躍中。

【お申込み方法】
 特設サイト専用フォームよりお申し込みください。
  (特設サイト) http://www.pmda-symposium.com/
 Eメール、FAX、お電話でのお申込みも受け付けております。
 詳しくは特設サイトをご覧ください。

【お問い合わせ】

成熟した医療社会を求めてフォーラム事務局
TEL  : 03-5468-0565 (平日10時~18時)
E-mail: jimukyoku@pmda-symposium.com

 

【医薬品医療機器総合機構(PMDA)について】

医薬品医療機器総合機構は、平成13年に閣議決定された特殊法人等整理合理化計画を受けて、国立医薬品食品衛生研究所医薬品医療機器審査センターと医薬品副作用被害救済・研究振興調査機構および財団法人医療機器センターの一部の業務を統合し、独立行政法人医薬品医療機器総合機構法に基づいて平成16年4月1日に設立され、業務を開始しました。

当機構は、医薬品の副作用や生物由来製品を介した感染等による健康被害に対して、迅速な救済を図り(健康被害救済)、医薬品や医療機器などの品質、有効性および安全性について、治験前から承認までを一貫した体制で指導・審査し(承認審査)、市販後における安全性に関する情報の収集、分析、提供を行う(安全対策)ことを通じて、国民保健の向上に貢献することを目的としています。

名称:独立行政法人 医薬品医療機器総合機構
Pharmaceuticals and Medical Devices Agency(PMDA)
設立:平成16年4月1日
法人の種別:非公務員型独立行政法人